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前橋育英・恩田慧吾投手、夢は「救急救命士」! 大学で野球&資格勉強の“二刀流”目指す 甲子園

 第3日(7日)の第3試合で近大付(南大阪)と対戦する前橋育英(群馬)のエース、恩田慧吾投手(3年)はプロ注目の最速145キロ右腕だが、プロ野球選手以上に就きたい職業がある。

 「人の役に立つ仕事がしたい。救急救命士を目指しています」

 事故現場などから病院へ搬送中に、救命処置を行う救急救命士。恩田は幼少の頃、骨折や頭を打ってケガを負い救急車で運ばれたことが何度かある。そこで自分を助け、励ましてくれる救急救命士に憧れを抱くようになった。

 「甲子園にも、幼い頃から出たいと言い続けてきました。去年の夏、スタンドから甲子園で戦う先輩らを眺めながら『来年こそは甲子園の舞台に立つ』と決めていました」と恩田。開会式では「地元の球場よりも、人に囲まれているという実感がありました。緊張する方ではないので、むしろワクワクします」と念願をかなえたことを実感した。

 卒業後は、大学に進学し野球を続けることを希望。特に第1志望の日体大には、昨年の主将である飯島大夢が在籍している上、救急救命士の国家資格を取得するための環境も整っている。

 「プロから声がかかったら、どうする?」と聞くと、「いや、自分はまだまだです」と苦笑。

 「大学野球からプロへの道が開くのなら、そのときはまた考えます。基本的には大学までしっかり野球をやって、救急救命士の資格を取るための勉強もしていきたい」

 人の役に立ちたいという強い思いは、味方打線の得点を守り抜く、投手としての責任感にも通じている。(内藤怜央)

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