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【江尻良文の快説・怪説】斬新な企画が実現しない…高野連の頑張りに水差す“不実行委員会”はプロ野球の元凶  (1/2ページ)

 プロ野球界にとって“不実行委員会”の改革が喫緊の課題だ。

 日本野球機構(NPB)の実行委員会が6日に都内で開催されたが、果たして特筆事項はなし。そもそも実行委員会には昔から「不実行委員会」という不名誉な異名があるほどで、何も決まらず継続審議ばかり。タイムリミットギリギリのケースだけドタバタと決着をつける。筆者はプロ野球担当記者47年目だが、不思議に一向に改善されない。

 それに引き換え、第100回夏の甲子園大会を迎えた高野連は、開幕戦の松井秀喜氏をはじめ、高校野球の歴史を彩るレジェンドOBたちが続々と始球式のマウンドに立つ企画を実現。強烈にアピールしている。

 今回ばかりは筆者もプロ野球界に怒りを覚えた。というのも、労組・日本プロ野球選手会が高野連に先駆け、「第100回夏の甲子園大会を祝って、プロ側としてもオールスターで出場選手に高校時代のユニホームを着せ、母校関係者、選手本人、ファンに喜んでもらおう」と発案。昨年から日本野球機構(NPB)や12球団に呼びかけていたのだ。

 ところが、各球団がメーカーとユニホーム契約していることから、NPB、12球団サイドは労組・選手会の申し出を一蹴してしまった。実現していれば、プロ・アマの雪解けをアピールし、賭博事件などで傷んだプロ側のイメージ回復にもなっただろうから、惜しまれるどころではない。

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