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【甲子園レジェンド 100分の1の夏】楽天・松井裕樹 22奪三振は“ケガの功名”「松葉づえ生活で欲がたまりました」 (1/2ページ)

★楽天・松井裕樹(2)

 2012年夏の甲子園1回戦で今治西(愛媛)を相手に、大会史上最多の1試合22奪三振をマークした桐光学園(神奈川)の2年生エース、松井裕樹投手(22)=現楽天。彗星のごとく現れた“ドクターK”に聖地は熱狂した。

 実は、本人はこの試合に特別な印象がない。

 「県大会からずっと調子が良くて、ある程度自信を持って臨んでいたのは確かです」

 快投の要因に、文字通りの“ケガの功名”を挙げる。「春の練習試合でピッチャー返しの打球が左ふくらはぎを直撃して、しばらく松葉づえの生活だったんです。大ケガじゃなく、強い打撲。そのときに肩と肘をはじめ、体をしっかり休ませることができた。これが大きかったと思います」

 毎日の練習と週末の試合で鍛え上げられた半面、疲弊していた体が回復。さらに精神面でもプラスに働いたという。

 「ケガをしている間にチームメートが春の大会で頑張ってくれて16強入りして、夏の県大会のシード権を取ってくれた。そのときに野球がやりたい、もっと練習したいという欲がたまりました」

 野球への飢餓感が高まり、ケガからの復帰後、一気にほとばしる。夏の県大会へ向け、練習に取り組む姿勢が大きく変わった自覚があった。

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