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【編集局から】宿舎ホテルで山根会長と高校野球が交差 報道陣殺到も横浜ナインざわつかず

 助成金流用や「奈良判定」など疑惑が続出する日本ボクシング連盟の山根明前会長(78)は「連盟を支配している」とされ、「私は、歴史に生まれた歴史の男」など迷言の多さでも注目されています。

 私は7月末から甲子園大会取材のために東京から長期出張中ですが、大阪にいる以上、山根会長を無視するわけにはいきません。偶然にも、山根会長と高校野球が交差したのが、7日に大阪市内のホテルで行われた同連盟の緊急理事会でした。会場となったホテルを、甲子園出場校の横浜(南神奈川)と慶応(北神奈川)が宿舎として利用していました。ホテル前は報道陣殺到で大混雑。後日、横浜の部員に迷惑ではなかったかと聞くと、「普段からマスコミが取材に来ることが多いので、気持ちがざわつくことは誰もなかったと思いますよ」と超高校級の回答。自分が高校生のときに同じようなことが言えたとは思えません。

 とはいえ、一般利用客にとっては「気にしてません」とは言いにくい状況。理事会後、報道陣の取材に応じた山根会長を取り囲んだ人々の中には、母親のものとみられるスマホで山根会長を動画撮影する小さな男の子がいました。彼にとっては強烈に印象に残る“決定的瞬間”だったことでしょう。(内藤怜央)