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【江尻良文の快説・怪説】リーグ独走中の広島と西武、意外な共通点とは? 

 14日の優勝マジック点灯こそならなかったものの、球団史上初のリーグ3連覇へ大独走する広島。一方、10年ぶりのV奪回が現実味を帯びている西武。両球団には破壊力抜群の強打線以外に、意外な共通点がある。

 12日の広島戦に勝ち、敵地マツダスタジアムでの2年越しの連敗をようやく「13」で止めたのが巨人。この日朝、TBSテレビ系で放送されたサンデーモーニング「週刊ご意見番」コーナーで、張本勲氏が巨人をこう一刀両断した。

 「これではダメですよ。巨人は涼しい東京ドームでおいしいものを食べてやっていて、広島は暑い。その差はあるけど、敵地で苦手を作っちゃダメ」

 室温が調整できる快適な東京ドームを本拠地とする巨人と、酷暑で定評のある屋外球場のマツダスタジアムを本拠地として戦っている広島。その差が今季は例年以上に明確に出ている。

 気温37、38度が珍しくなくなり、「命の危険を秘める異常高温」騒動の中、炎暑に耐性のある広島が大独走しているのは偶然ではないだろう。広島同様、打線がすさまじい破壊力を見せつけ、パ・リーグの首位を快走する西武も酷似した環境下にあるからだ。

 本拠地・メットライフドームは、創設者の西武・堤義明元オーナーが「自然と共生するドーム」と銘打った言葉通り。屋根が付いているだけで、春先はすきま風が吹き抜け寒いし、夏場は熱気がこもり完全なサウナ状態。屋外球場よりも暑い。

 嫌でも暑さに免疫ができている西武ナインが勝者になるのは必然か。広島、西武がこのままペントレース、クライマックスシリーズを制すれば、1991年の森西武対山本広島以来、27年ぶりの対戦。キーワードは「猛暑・炎暑の耐性日本一争い」となる。(江尻良文)

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