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【甲子園レジェンド 100分の1の夏】日本ハム・斎藤佑樹「ハンカチ使わなきゃ良かった」 “ハンカチ王子”があの夏を本音で振り返る (1/2ページ)

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 今年から夏の甲子園にも延長13回以降タイブレーク制が導入されたが、決勝だけは別だ。タイブレークを採用せず、15回でも決着がつかない場合は再試合(タイブレークあり)を行う。2006年夏、決勝で15回引き分け、翌日の再試合で田中将大(現ヤンキース)擁する駒大苫小牧(南北海道)を破り“伝説”となったのが、早実(西東京)の斎藤佑樹投手(30)=現日本ハム。“ハンカチ王子”があの夏を本音で振り返る。(片岡将)

 「大会中は特に感じなかったんです。終わってからですね、大変なことになっていると分かったのは。人から『ハンカチだ!』って呼ばれるのはイヤなものでしたよ。人を呼ぶ言葉じゃないでしょ? 『ハンカチ』って。使わなきゃ良かったと思ったことだってありますよ、そりゃ」

 12年前の夏、ポケットから取り出した青いハンカチで端正なマスクに光る汗を拭いながら強敵をなぎ倒していく、その姿に人々は酔いしれた。

 そして今年。斎藤の1軍戦登板は2試合で、0勝1敗、防御率8・22(20日現在)。千葉県鎌ケ谷市の2軍球場にいることが多いが、人々はあの夏を忘れていない。

 「高校野球100年ということで取材を受ける回数は増えていますね。記念の年に自分の話が求めてもらえるのは、ありがたいことですよ」

 8月6日に開幕した第88回高校野球選手権大会。早実は大会初日の第2試合で鶴崎工(大分)との1回戦に臨んだ。斎藤は9回に1度マウンドを譲ったが、2番手投手が1死も取れず降板。結局再登板し、13-1で大勝した。

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