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森保ジャパン、マレーシアに辛勝、ベスト8進出も綱渡り采配  アジア大会

 綱渡りのベスト8進出だ。ジャカルタ・アジア大会に出場しているU-21(21歳以下)日本代表は24日、決勝トーナメント1回戦でマレーシアと対戦。後半終了間際に獲得したPKを決め、1-0で辛勝した。

 23日に50歳の誕生日を迎えたばかりの森保一監督は「どちらに転んでもおかしくない試合だった。選手がタフに戦ってくれたと思います。次に勝ち進む、強い気持ちで勝利をつかんでくれた」と胸をなでおろした。

 マレーシアは1次リーグで優勝候補の韓国に勝ち勢いに乗っていた。さらに東南アジア特有の劣悪なピッチ、高温多湿な気候も、マレーシアにとってホーム同様の条件だった。

 ワントップのFW前田(松本)、2列目に入ったFW旗手(はたて、順大)、MF岩崎(京都)の“快速トリオ”を軸に攻め立てたが、毎度おなじみの決定力不足。前半31分に前田が外し、その3分後には旗手が自ら持ち込みシュートを放ったが、GKに阻まれた。

 好機を逃したツケは必ず回ってくる。後半には事実上の5バックでゴール前を固めていたマレーシアが一気にカウンター攻撃を展開。後半10分すぎには立て続けにフリーでシュートを放たれ、30分すぎには自陣内で連係ミスからボールを奪われミドルシュートを打たれたが、辛くもポスト直撃で逃れた。

 「自分はFWなんで、シュートを決めることが仕事」

 前田に代わり後半21分から途中出場したFW上田(法大)が同45分、自らの突破で奪ったPKを決めた。

 「相手が疲れたときに(上田)綺世を投入すれば決定的な場面がつくれる」と50歳初采配がズバリ的中した森保監督はご満悦。だが、A代表とU-21代表の監督兼任には「正直言って自分でも予測、想像がつかない」と不安を隠せない。

 大会前に目標を「ベスト4」と控えめに設定したのは、選びたい選手を選べなかったから。苦肉の策で5人の大学生を招集したが、そのうちの1人である上田がチームを救った。

 次戦は中2日で27日にサウジアラビアとの準々決勝に臨むが、いばらの道が続く。

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