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巨人「1点差試合の弱さ」悪化…9勝22敗、おぞましいまでの低勝率 (1/2ページ)

 巨人はシーズンの8割以上を消化。残り25試合(27日現在)と終盤戦に入ってなお、開幕前に掲げた最大の課題「1点差試合の弱さ」を解消できずにいる。

 今年度版の球団メディアガイドの冒頭で、老川オーナー(当時)は(1)1点差試合13勝27敗(2)対広島戦7勝18敗(3)交流戦6勝12敗-の3点に言及。これらを「『あと一歩』の力不足が招いた結果」と指摘した上で、さまざまな角度から検証しV奪回には「練習あるのみ」との結論に達している。

 そこで昨秋、今春とキャンプでは選手に猛練習を課したのだが、チーム成績に進歩の跡は見えない。交流戦こそ8勝10敗と昨季よりマシになったが、対広島戦は今季も5勝13敗1分と散々だ。

 そして1点差試合である。26日の阪神戦(東京ドーム)では、5点リードの8回に3番手の沢村が6失点。8-9の逆転負けで通算9勝22敗となった。.290とおぞましいまでの低勝率は12球団ワースト。昨季の.325より悪化しているのだから、3年目の高橋巨人は集大成どころか退行している。

 まだ練習が足りないのか。逆に、巨人の選手の奮闘がいかに報われていないかを如実に物語る数値がある。得点と失点からチーム勝率を予測する「ピタゴラス勝率」と実際の勝率との乖離(かいり)が、12球団で最大なのだ。1試合平均4.4得点、4.0失点で理論上は63勝53敗2分の貯金10のはず。ところが現実はすでに自力Vの可能性が消え、57勝59敗2分の借金2に甘んじている。

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