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大阪桐蔭の“多刀流”根尾昂、選手とコーチを“兼任”の多才ぶり

 第12回U18アジア選手権(9月3日開幕=宮崎)に出場する高校日本代表は27日、東京近郊のグラウンドで立大と練習試合(7回制)を行い、3-1で逆転勝ち。今秋ドラフト1位候補で内外野に投手もこなす大阪桐蔭の“多刀流”根尾昂(3年)は6回に6番手で登板し、1イニングを無安打無失点に抑えた。

 この日は野手での出場はなし。最初の持ち場は「小学校以来」という一塁ベースコーチだった。「『オレ、ここにいていいんかな?』とか思っちゃいました」と笑った投打の要は、マウンドに上がると、空振り三振、一ゴロ、遊ゴロと完璧な投球。最速146キロをマークし、居並ぶ8球団21人のスカウト陣から「落ち着きが違う」と高い評価が寄せられた。

 前日26日には浦和学院・蛭間、日大三・日置とともに副主将に任じられた。大阪桐蔭では西谷監督から「根尾のサポートがなければウチは成り立たなかった」と優れた立ち回りを激賞された。母校と同じ立場を与えられたことになる。

 「自分の役割は主将の中川の目が届かないところをフォローすることです。きょうなら、中川が守備のときはベンチにいないわけですよね。そこで目を配って率先して声を出して引き締めていく。みんなを乗せていってチームの一体感を出す。短期間でいかにチームが一つになれるかが大事だというのは、ずっと中川が言ってきている」

 蛭間、日置とともに荷物運びなどの雑用をこなしつつチームをまとめ上げることに腐心。宿舎では唯一の2年生である星稜・奥川と同部屋。根尾自身は3人きょうだいの末っ子だが「多分、世話してやれってことなんだと思うんですけど。めっちゃかわいいヤツですよ。極端に口数が少ないですけどね」。

 強烈なキャプテンシーを誇る主将のもと、“名参謀”はグラウンド内外で多忙だ。(片岡将)

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