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広島・菊池、打撃不振もこれだけの活躍 「試合に出ている以上は貢献したい」

 優勝マジックを「19」に減らした広島の中心にいるのが、菊池涼介内野手(28)だ。

 8月30日の巨人戦で初回に左翼線へ先制適時二塁打を放てば、3-2の9回2死満塁では緩い遊ゴロに迷わず一塁へヘッドスライディング。セーフとなり貴重な追加点をもぎ取った。

 昨季までゴールデングラブ賞を5年連続受賞した堅守は健在。しかしバットは打率・242、11本塁打、47打点と本調子にほど遠い。この日の試合前、本紙記者に「なかなか打てんのでね。悔しいけど練習しかないんですよ」と嘆きながら打撃ケージへ歩を進めた。

 「今は新井さんがいて、僕ら(中堅)がいて、若手と続くけど、実はまだまだ途上のチームなんですよね」

 だが、人材がそろっている今をチャンスともとらえる。「(世代間に)ぎくしゃくした感じもないですし、うまく回っていますよ」

 プロで生きる術を示すのは言葉だけじゃない。この日も再三守備で魅せ、「打てないんで、守備で何とか(貢献したい)と思っている」。

 緒方監督は「今日はキク1人(の活躍)だよ。万全な体ではないが、頼もしい」とたたえたが、菊池自身は打率が上がってこないうちは浮かれることはない。「調子は上がってこないけど、試合に出ている以上は貢献したい」とストイックに語るばかりだ。(山戸英州)

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