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【清水満 SPORTS BAR】体調不良で無念の欠場… 霊峰富士の麓、不在の石川遼を思う (2/2ページ)

 「年に1度、同じ時期に同じコースでの大会って、1年前に比べて自分がどれくらい成長しているのか、すごくいいバロメーターになるんです」

 石川が最高峰に挙げるのは米ツアー、マスターズ開催の“聖地”オーガスタナショナルGC(米ジョージア州)だが、日本でのお気に入りの1つとして口にしたのが、富士桜CCだった。

 全長7566ヤード。パー71の設定で、トーナメントとしては日本最長。その距離だけではなく、各ホール考え抜かれたレイアウト、微妙な起伏があるフェアウエー、高速グリーン…。とにかく選手に高度な技術と戦略性が求められる。

 そこに霊峰富士を拝した美しく雄大な景観が横たわる。まさに“美と悪魔”が同居する。それが世界基準といわれるゆえんである。加えてオーガスタもそうだが、同じコースでも毎年微妙に改修を加えて顔を変え、年々難易度は上がる。

 石川は言っていた。

 「とにかく攻めがいがある。高度なテクニックが要求されるが、ソレが自分を高めることにつながる」

 一日も早い遼の体調回復を祈る。来年は再び“美と悪魔”が同居する舞台に戻ってきてほしい。(産経新聞特別記者・清水満)

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