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【松本秀夫 プロ野球実況中継】「MustではなくCan」 ヤクルト奇跡の「合言葉」  (1/2ページ)

 ヤクルトが4日の中日戦(神宮)で9回になんと6点を取って追いつき、延長11回には上田の1号サヨナラ3ランが飛び出して、勝率を5割に戻しました。

 「奇跡みたいな試合」と小川監督。その指揮官、広島に3連敗を喫した2日にはこんなことをおっしゃっていました。

 「チャンスのときに、優勝をほぼ決めている広島の選手は余裕を持って打席に入っている。うちのバッターは『なんとかしなきゃ』って、自分を追いこんでしまう。青木がよく言っている『Must(ねばならない)じゃなくて、Can(できる)』って気持ちになってくれればねぇ…」

 青木選手はこう説明します。「メジャーにいるときに思ったんですよ。向こうの選手ってすごくポジティブ。日本人はまじめだから、自分の力ではどうにもならないことまで背負い込んでしまう。たとえば、ウチのチームなんて去年はあれだけ負けたんだから、それをなんとかしなきゃなんて考えたら、絶対に1年もたない。自分ができることをやるって考えればいいんです」

 「MustではなくCan」。青木選手は開幕以来、試合前の選手ミーティングで何度か話したそうです。そしてその手応えをつかんだとも。

 「交流戦に優勝して、みんなが“できる”って自信を持ったことが大きい」

 思えば昨年45勝のチームがすでに58勝ですから、今年のヤクルトは大善戦。おおいにCan (Could?)なんですよね。

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