記事詳細

地元の“しがらみ”が吉田輝星のプロ入り阻む!? 今後の進路に注目集まる (1/2ページ)

 プロ志望届さえ提出すれば、10月25日のドラフト会議で複数球団の1位指名競合が確実とみられる金足農の最速150キロ右腕、吉田輝星投手(3年)。「巨人に行きたい」と発言した本人からもプロ志向がうかがえるが、スカウトたちは地元秋田で吉田を取り巻く地縁、血縁のしがらみを警戒している。

 第12回U18アジア選手権の1次リーグ・韓国戦(5日=サンマリン宮崎)に先発し、初回にいきなり3ランを浴びて6回3失点。敗戦投手となった吉田だが、尻上がりに調子を上げていた。

 「初回は力みすぎていた。力の抜けた3回以降は145キロくらいの直球で簡単に空振りが奪えていた。あれぐらいの方が彼本来の直球のキレが出る」(日本ハム・山田スカウト顧問)と指摘されるなど、プロ側の評価自体に変わりはない。

 スカウトたちを悩ませているのは、吉田周辺の重いしがらみだ。金足農の中泉一豊監督と吉田の父・正樹さんは、同高野球部OB。2人の恩師にあたる元監督の嶋崎久美氏が昨年10月、八戸学院大の正村公弘監督を紹介して指導を仰ぎ、吉田を急成長させた経緯がある。今夏の甲子園大会開幕前まで吉田の同大進学が確実視されていたゆえんだ。

 さらにいえば、吉田の祖父で梨畑経営の理正(りしょう)さんも、野球部ではないものの金足農出身。「仮に吉田本人がプロに来たいと心変わりしたとしても、おいそれとは進路を変えにくい状況がある」(某セ・リーグ球団スカウト)とみられている。

関連ニュース