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「脳梗塞を起こしたのかと思うほど激しい揺れ」 被災した森保ジャパンが苦肉の調整… 北海道震度7地震 (1/3ページ)

 サッカー日本代表の森保一監督(50)の初陣となるはずだったキリンチャレンジ杯・チリ戦(7日=札幌ドーム)が、6日に発生した北海道胆振(いぶり)東部地震の影響で中止となった。札幌市内に滞在中の日本代表一行は全員無事が確認されたが、未明に揺り起こされ不安な1日を過ごした。現地で取材中のスポーツジャーナリスト、藤江直人氏(54)が停電、断水中の宿泊先ホテルの暗闇の中からリポートする。

 私の30年あまりの取材経験の中でも、こんなことは初めてだ。

 日本代表選手たちは6日、チリ戦中止決定をうけて、午後4時過ぎから札幌市内の宿舎ホテル周辺を散歩。停電で信号も止まっている。付近の公園でストレッチなどで体を動かした。

 普段はバス移動でスタジアムで練習する人気選手たちが、集団でいきなり市街地に登場しただけに、通りがかりの住民はびっくり。

 「想定外のことも受け入れて、そのときに一番大事なことをやっていこう。これを乗り越えて次につなげよう」

 「犠牲になられた方々、安否不明の方々がたくさんいる。心を寄り添わせていくんだと考えて、元気づける、勇気づける気持ちでやっていこう」

 円陣の真ん中で森保監督は選手たちにそう訴えた。

 報道陣の前では、開口一番「犠牲になられた方のご冥福を祈るとともに、少しでも早く普段の生活が戻ることを願っています」と被災者を気遣い、「試合が中止になったのは残念だが、自然災害には太刀打ちできない」と語った。

 午前3時過ぎの地震発生時、日本代表がワンフロアを借り切っていた宿舎ホテルの20階は激しく揺れた。即座に広報担当者が各部屋を回り、安全確認のため全員が貴重品を手に4階の食事会場に集合。余震も収まった5時ころに各部屋へ戻ったという。8時にはホテルの自家発電で電気が復旧している。

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