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【江尻良文の快説・怪説】広島、日本一をまた空振り!? 今年は新井引退のショック引きずり… (1/2ページ)

 「2度あることは3度ある」の愚を繰り返すのか。球団史上初のリーグ3連覇へカウントダウンに入っている広島だが、5日に精神的支柱の新井貴浩内野手(41)が今季限りでの現役引退を表明して以降、まさかの5連敗(10日現在)。3度目の日本一挑戦への影響が懸念されている。

 「最後日本一になって、みんなとうれし涙で終われば最高」。新井は引退会見でそう語ったが、当然だろう。25年ぶりのリーグ優勝を飾った一昨年は、日本シリーズで日本ハムに2勝4敗で敗れた。37年ぶりのリーグ連覇を果たした昨年に至っては、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでシーズン3位の横浜DeNAに敗れ、日本シリーズ出場さえできなかった。

 今季もまた、過去2度の失敗を繰り返しかねない。というのも、一昨年はエース・黒田博樹氏が10月22日から始まる日本シリーズを前に、同18日に電撃的に「日本シリーズ終了後に引退」を表明。ナインは「日本一を黒田さんの花道に」と大合唱、ファンもヒートアップしたが、空回りして結果は裏目に出た。

 昨年もしかり。CSを前にした10月4日、石井琢朗打撃コーチと三塁コーチャーの河田雄祐外野守備・走塁コーチ(いずれも現ヤクルトコーチ)の同年限りでの退団を発表した。

 球団側とすれば、万が一発表がCSに敗退した後になれば引責辞任に受け取られかねないという危惧があったのかもしれないが、両コーチとも選手の信望が厚かっただけに、CSを前に動揺は大きかった。

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