記事詳細

【江尻良文の快説・怪説】プロ野球8月の月間MVP 育成出身2人の“快挙” (1/2ページ)

 セ・パ両リーグの8月度月間MVP受賞者が発表された。セが初の広島・フランスア投手、3度目の中日・ビシエド内野手。パは初のソフトバンク・千賀投手、2度目の西武・中村内野手。注目は初受賞コンビだ。

 球団史上初のリーグ3連覇へカウントダウンの広島中継ぎ陣の救世主がフランスアだ。セ・リーグ新記録、プロ野球タイ記録の月間18試合に登板。防御率0.51、リーグトップの10ホールドを記録。チームの月間首位(17勝9敗1分)に大きく貢献している。

 ドミニカのカープアカデミー出身で14年に練習生として来日し、今年3月に育成選手、5月に支配下登録選手に昇格した。金看板の「育成のカープ」は外国人選手にまで及んでいる。「中継ぎなので、(月間MVPは)難しいと思っていたけど、取れてよかった。今こうして取れたことは自分でも見事だと思います」。フランスアが自画自賛しても当然だ。

 こちらソフトバンク・千賀の方は、「パ・リーグ初の育成ドラフト出身選手受賞」という栄誉に輝いている。8月に4試合先発登板、リーグトップの4勝をマーク。防御率0.86、奪三振37もリーグトップ。

 12年に支配下登録後、7年目で初の月間MVP受賞に本人も狂喜乱舞だ。「初めての月間MVPのタイトルを獲得したい」と公言していたからだ。一昨年12勝、昨年13勝と2年連続二ケタ勝利をマーク。WBCでは日本人唯一の優秀選手に選出されている。それに続く有言実行の栄冠。

関連ニュース