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【松本秀夫 プロ野球実況中継】セ・リーグで3割打者、30本塁打者「倍増」の謎 (1/2ページ)

 仕事柄、毎日野球のさまざまなデータとにらめっこなのですが、最近、スポーツ新聞に掲載されている個人打撃成績表、投手成績表に異変を感じます。

 極端な打者成績はセ・リーグ。3割バッターが実に14人、30本塁打以上の選手が6人(数字はいずれも11日現在)もいるのです。

 昨年は3割打者が7人、30本塁打以上はわずか3人でしたから、どちらも倍増。11日にはDeNAのソト選手が30号を打ちましたが、開幕寸前の故障で出遅れため、今季出場はまだ86試合。143試合なら50本のペースです。

 一方、セ・パともにおやっという数字なのは投手成績。規定投球回をクリアしている選手がセ・リーグはわずか8人、パ・リーグには9人しかいないのです。

 昔から打撃30傑、投手15傑といわれてきましたから、基準の数字の半分になっているんですよ。

 打者の方はいろいろな理由がありそうですが、投手はシンプルに分業時代の産物でしょう。

 そしてこうした投高打低の成績に比例して、年俸の方も打高投低に傾くのではないかと。打者の3割や30本は絶好の年俸アップの材料。規定投球回数に届かないのはマイナス材料ですからね。

 一部報道によれば、ヤフオクやゾゾマリンのホームランテラスに続いて、甲子園球場にラッキーゾーンを復活させようというプランがあるとか。ますます打高に拍車がかかるでしょう。

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