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虎の惨状にも「吹っ切れ顔」 金本監督はもう覚悟決めたのか 

 (セ・リーグ、阪神0-4ヤクルト、20回戦、10勝10敗、14日、甲子園)「結果を恐れて、ピッチャーに向かっていく姿勢を忘れているんじゃないのかな」。打線が湿りきり、阪神・金本知憲監督(50)は首をひねるばかりだった。

 クライマックスシリーズシリーズ(CS)へ逆転進出を目指すが、14日には本拠地甲子園で2位ヤクルトとの直接対決に痛い零封負け。11日の中日戦で右太ももを痛めたベテラン・福留は3試合連続で欠場し、若手にも反発力がみえない。

 この日の4回には、井野の打球に飛び込んだ遊撃手・北條が負傷。球団広報は「左肩を亜脱臼したような症状」と発表した。6月22日の1軍再昇格以降打率・322と当たっていただけに、離脱となればチーム事情はさらに悪化する。

 しかも、ここにきて金本監督の普段の様子にも“異変”がうかがえるというのだから、聞き捨てならない。

 親しい関係者は「チームが厳しい状況で頭を悩ませているのかと思いきや、すごく吹っ切れた表情をしている。それが妙に引っかかる。『もし今季Bクラスで終わったら…』と覚悟を決めたのかなと感じた」と証言。

 もっとも「(金本監督がユニホームを脱げば以前の評論家時代のように)宴席やゴルフなどに付き合わされることが増えて大変。もう少しこのままでいてほしいのが本音」とおどけた。

 2年ぶりに本拠地甲子園でのシーズン負け越しが決定。2位ヤクルトに5・5ゲーム差をつけられ、球団フロントが「1試合数億円」の収入を見込むCS主催権は遠のいた。CS出場圏の3位争いも予断を許さない。チームスローガンの「執念」を見せるのは今しかないはずだが…。(山戸英州)

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