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【森保Jの新星】GKシュミット・ダニエル 世界基準のデカさでゴールを阻止 (2/2ページ)

 米国人の父と日本人の母の間に米イリノイ州で生まれ、2歳の時に仙台市へ移り住んだ。ボランチからGKに転向したのは、東北学院高に入学した直後。実力やサイズに加えて経験も必要とされるポジションだけに、10年のスパンを自らに課したのかもしれない。そして今年2月、目標としていた年齢になった。

 「一応、有言実行となったけど、思い描いていた形とは違うというか。日本人で『でかい』といわれる人が持っていない速さを、自分としてはもっと出していきたい」

 中央大学から2014年に地元仙台へ加入。熊本と松本山雅への期限付き移籍で経験を積み、昨季に復帰するも、ケガの連鎖に泣かされてきた。ゆえに「思い描いていない」となるが、恵まれた体に搭載された潜在能力には誰もが期待する。

 先のW杯ロシア大会では、西野ジャパンの前に立ちはだかったベルギーの守護神、199センチ、91キロのティボー・クルトワをはじめ、俊敏性に富み、足元の技術にもたけた大型GKが輝いた。

 「良くも悪くもGKが注目され、世界基準が認識された大会でした。GKに求められるものが高まったと思うし、厳しい目で見る方々から良い評価をいただけるように、貪欲に学んでいきたい」

 4年後のW杯カタール大会でゴールマウスを守るための戦いが始まった。(スポーツジャーナリスト・藤江直人)

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