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稀勢の里、勝ち越しへの大一番 なぜ大不振・遠藤なのか (1/2ページ)

 ■大相撲秋場所 9日目=17日、東京・両国国技館

 勝ち越しに王手をかけて、10日目の相手が今場所1勝8敗と不振の遠藤(27)=追手風=とはオイシイ。

 8場所連続休場から進退をかけて出場している横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=はこの日、かど番の大関栃ノ心を寄り切りで下し7勝目を挙げた。

 「やるべきことをしっかりやっていきたい」と言葉少なだったが、審判として見守った貴乃花親方(元横綱)は「今場所一番の気迫だった。やるしかない、緊張している場合じゃないという気持ちだったのでは」とその心境を推察。

 審判長を務めた高田川親方(元関脇安芸乃島)は「自分の形にはなっていない。いい形になれば、もっと早く勝っている。とりあえずあと一番勝って、気持ちよく力を出していければいいんじゃないですか」と後半戦に期待した。

 具体的なノルマがあるわけではないが、負け越したら、さすがに引退は避けられない。8勝は横綱としては物足りないが、長期休場明けの場所で勝ち越せば、現役続行へ大きなポイントになりうる。

 後半戦は横綱、大関、関脇との対戦が続き、比較的白星を計算できそうなのは、幕内最重量の227キロも動きの少ない関脇逸ノ城(過去8勝3敗)ぐらい。他は苦戦が予想される中、あと一番だけ対戦が残されていた平幕力士が誰になるのかが注目されていたが、9日目の相手が西3枚目の遠藤に決まった。