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得点力不足で三振の山…巨人に近づく新たなワースト記録

 高橋由伸監督(43)就任後の3年間で、数々の不名誉記録を打ち立ててきた巨人。かみ合わない打線を象徴する、新たな球団ワースト記録が目前に近づいている。

 24日の阪神戦(甲子園)は両軍無得点のまま延長12回引き分け。高橋監督は「負けないということが大事」と前向きに捉えたが、シーズン残り6試合で63勝69敗5分。12年ぶりにシーズン勝ち越しがなくなった。

 お得意様の阪神相手に2連戦で1勝1分も、計2得点と再び得点力不足に。この2戦で計25三振を積み重ね、チーム三振数は12球団最多の1081個まで増えた。2004年の球団ワースト記録1083三振まであと「2」。次戦の28日・横浜DeNA戦(東京ドーム)での更新は、避けられない情勢となった。

 04年は三振も多いが本塁打を量産。259発はプロ野球記録だ。ローズの45本・147三振を筆頭に、小久保が41本・101三振、仁志が28本・93三振など、打線に破壊力ともろさが共存。1試合平均1・9発、5・3得点をマークした。

 それに比べると今季は同1・0発、4・3得点。三振の山を築いた割に火力は劣る。本塁打数チームトップは高卒4年目で4番に定着した岡本和真内野手(22)の31発。次点がマギーの21発というのが寂しい。

 三振の“稼ぎ頭”も岡本。117三振はセ・リーグ最多だ。指揮官の辛抱強い起用に応え、空振りを恐れずフルスイングを貫いた結果、大ブレークに至った勉強代ととらえるべきか。だが陽、ゲレーロら補強した打者までフリースインガー型に偏り、空振りを繰り返すのは編成のミスだろう。

 なお、巨人打線は昨季も129度の併殺打に倒れ、球団ワースト新記録を樹立している。(笹森倫)

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