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楽天球団に賠償責任なし ラッツ元選手との契約トラブル

 プロ野球楽天を運営する楽天野球団(仙台市)が、2014年に所属したザッカリー・ラッツ元選手(32)=米国出身=との契約交渉を巡るトラブルで、元選手への賠償責任がないことの確認を求めた訴訟の判決で、仙台地裁は26日、楽天側の請求を認めた。

 この裁判は、元選手が「他球団との交渉機会を奪われた」と楽天側に損害賠償を求める訴訟を米連邦地裁に起こしたことへの対抗措置だった。中島基至裁判長は判決で「日本での契約上の不法行為に基づく請求権には、日本の法律を適用するのが相当」と指摘した。元選手が答弁書を出さなかったため、楽天側の主張が全面的に認められた。

 判決によると、ラッツ元選手は14年6月に入団した。7月21日に右手指を骨折して以降、出場機会がなかった。元選手側は15年のシーズンに向けた契約交渉で「治療のため球団の許可なく米国に帰れる」などの特別規定を要求。球団はけがの回復が不十分と判断して契約更改しなかった。