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【江尻良文の快説・怪説】巨人・長嶋監督「背番号3復活」、陰の主役は緒方監督だった (1/2ページ)

 リーグ優勝4回、日本一3回の黄金期を築き上げた名将、古葉竹識監督でさえできなかった、球団史上初のリーグ3連覇を達成した緒方孝市監督(49)。実は、巨人・長嶋茂雄監督(現終身名誉監督)の「栄光の背番号3」復活の陰の主役でもある。

 今季の巨人は屈辱の球団ワーストタイ記録の4年連続V逸。しかも広島には一昨年こそ12勝13敗の惜敗だったが、昨季7勝18敗、今季も5勝16敗1分け(25日現在)と2年連続大惨敗を喫し、面目丸つぶれだ。憎き緒方監督だが、現役時代の緒方には結果オーライとはいえ、陰のアシストを受けたことがある。

 1999年オフ、長嶋監督第2次政権下の巨人はFAで広島から江藤智(現巨人3軍監督)を獲得。そして長嶋監督は背番号33を「広島で江藤君が付けている背番号だから」と江藤に譲渡。自分は現役時代に付け永久欠番になっていた「3」を復活させた。

 2000年宮崎キャンプはいつ長嶋監督が背番号3をお披露目するかでマスコミ、ファンによる前代未聞の狂騒曲が奏でられた。自作自演がお得意の長嶋監督は、絶妙のタイミングを計り、栄光の背番号3のユニホームを披露し、背番号33の江藤に自らノック。超満員のスタンドから熱狂的な拍手喝采を浴びた。

 20世紀最後の「栄光の背番号3復活」イヤーの最終章は、ダイエー・王貞治監督(当時)との世紀のONシリーズ。長嶋巨人が4勝2敗で王ダイエーを破り6年ぶりの日本一に輝いている。そんな晴れがましい栄光の舞台を結果的に演出することになったのが、緒方監督だった。

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