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貴乃花親方、協会残留の道はあった? 八角理事長「高砂一門受け入れ」発言のウラ (2/2ページ)

 実際には5つの一門はどこに行っても、強行な“アンチ貴乃花”が存在し、受け入れはどう見ても困難だ。特に二所ノ関一門は、かつて貴乃花親方が所属し、2010年の理事選に一門の方針に逆らって出馬し当選したことから、“破門”扱いになっている。同一門の親方衆との確執は根深く、とても受け入れる決議が行われるとは思えない。貴乃花親方にとっても受け入れ難い。

 八角理事長は「貴乃花親方の知人の方にも、各一門が門戸をあけていることは伝えました」、「貴乃花親方から、結局、連絡がないまま、きょうを迎えたことは、残念に思っております」とあくまで協会側から歩み寄ろうと努めていたことを強調したが、ハナから貴乃花親方には受け入れがたいプランで“後付け”に聞こえる。

 いかなる理由があっても、貴乃花親方が弟子を放って退職したことには責任感を問う声もあり、協会内に味方を増やせなかったのも限界といえるが、親方が協会に残留する余地は狭められていた。

 ただ八角理事長は、セカンドキャリアで「貴乃花」のしこ名を使用することについて「問題ないと思います」と明言。約1000万円の退職金も支払われる見込みとなった。この2点が協会側のせめてもの“武士の情”といえようか。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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