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03年のラッキーボーイ!ヤ軍・ブーン監督に不思議なツキ 田中は第2戦先発へ

 ワイルドカードゲームでアスレチックス(ア・リーグ西地区2位)を破り、2年連続で地区シリーズに進出したヤンキース(東地区2位)は5日(日本時間6日)から敵地フェンウエーパークでレッドソックス(東地区1位)と対戦する。

 下馬評はレッドソックス有利で、アーロン・ブーン監督(45)は「レッドソックスはフェンウエーパークで特に強い。我々はベストを出さないと勝てない」と気を引き締めた。

 ヤンキースは第1戦の先発にJ・Aハップを指名。田中将大投手(29)は6日(同7日)の第2戦に先発することが発表された。

 レッドソックスは強敵だが、勝算が全くないというわけではない。第1戦先発のエース左腕クリス・セール(29)=今季12勝4敗=と、第2戦先発のデビッド・プライス=16勝7敗=がともにシーズン終盤、調子を落としているのだ。

 セールは肩を痛め、8月12日に復帰して以降、計17イニングしか投げていない。プライスは9月19日のヤンキース戦で被安打5で6失点するなど、今季ヤンキース戦は0勝3敗、防御率10・34。

 J・Aハップはレッドソックス戦8勝4敗、防御率2・98と相性がいい。9月の13試合でわずか1本塁打だったアーロン・ジャッジ右翼手もアスレチックス戦で値千金の先制2点ホームランを打つなど調子が上向いてきた。

 あとは田中がどれだけ頑張れるか。「勝つことが全て。(地区シリーズで)マウンドに上がるときは自分の仕事に徹したい」と意気込んでいる。

 また、地元で注目を浴びているのがブーン監督のツキだ。

 ヤンキースの内野手として現役だった2003年。レッドソックスとのリーグ優勝決定戦、第7戦で、5対5の延長11回裏に、ナックルボーラーのティム・ウェイクフィールドからメジャー史上に残る劇的なサヨナラ本塁打を放っている。

 この試合は当時、ヤンキースの新人だった松井秀喜外野手が8回裏にホルヘ・ポサダの適時打で同点のホームを踏んだ際、大きくジャンプし、全身で喜びを表したシーンが記憶に残るが、NYのファンには依然、神がかり的な一発を放ったブーンがラッキーボーイだ。

 もっともブーン監督は2004年2月、ヤンキースとの契約に違反してバスケットボールをして左膝の靭帯を断裂。即刻解雇された忌まわしい記憶も持っている。

 ニューヨーク・タイムズ紙は「ボストンでヤンキースが2勝してニューヨークに戻ることだってある」と強気だ。

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