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米解説者がヤンキース・田中投手に差別発言 視聴者から批判で謝罪へ (1/2ページ)

 ヤンキース・田中将大投手(29)に対する差別発言が全米で批判を浴び、ポストシーズンでは14年ぶりに対戦が実現したヤンキースVSレッドソックスの宿敵同士のア・リーグ地区シリーズに、冷や水をかける騒動となっている。

 1敗して迎えた6日(日本時間7日)の敵地ボストンでの第2戦。田中は序盤からスプリットとスライダーを低めに集め、レッドソックス打線を5回3安打1失点に抑え、1勝1敗に追いつく貴重な勝利を導いた。

 問題の発言をしたのは、メッツ、エクスポスなどで投手として活躍した米TBSの解説者、ロン・ダーリング氏(58)。好投していた田中が4回にやや制球を乱した場面で“Chink in the armor for Tanaka here.”と発言した。「田中の鎧(よろい)に割れ目が生じた(田中にスキが生まれた)」との意味だった。

 “Chink(チンク)”は隙間、裂け目などを指す言葉だが、同時に中国人や中国系移民に対する蔑称で、アジア人に対する差別語でもある。ダーリング氏はこのとき、田中を攻撃するような解説をしていたわけではなかったが、視聴者から大批判が巻き起こり、直後に謝罪コメントを出した。

 「田中投手の投球についての解説の中で使った表現について、意図的ではなかったが、言葉の選択について謝罪したい」

 ダーリング氏はハワイ出身で母親が中国人。それでもこのような差別発言騒動を起こしたことを米各メディアはクローズアップした。ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙は「ダーリング氏は差別発言をしたことに気付いていなかった」、ニューヨークポスト紙は「不運にも問題を起こした」と報じた。

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