記事詳細

原氏が獲り、高橋監督が育て、原氏が“おいしく頂く”因縁 岡本“托卵”成功…今季大化け打率3割・30本塁打・100打点 (1/3ページ)

 巨人・岡本和真内野手(22)がレギュラーシーズン最終戦の9日・阪神戦(甲子園)で、自身初の2打席連発となる32号ソロ&33号2ラン。3打点を加え、史上最年少で打率3割、30本塁打、100打点を達成した。今季限りで退任する高橋由伸監督(43)の置き土産を手にするのは、再々登板が決定的な原辰徳前監督(60)。前政権最後のドラフト1位に岡本を選んで高橋監督に預けたら、若き4番打者に大化け。まんまと“托卵”に成功した格好だ。(笹森倫)

 ここで打ったらすごいことになる。そんな場面で本当に本塁打を打てるのがスーパースターだ。

 今季最後となることが確実な、8回1死二塁の第5打席。前打席のソロ弾で100打点の大台まであと2に迫り、もしここで一発出れば、ぴったりノルマ到達だった。

 「(意識は)多少あったが、何とか走者をかえそうと思った」と岡本。フルカウントから2球ファウルで粘った後、内角の150キロ直球を左中間スタンドへほうり込んだ。

 自らのバットで最終戦を勝利に導き3位確定。クライマックスシリーズ(CS)進出を決めた試合後、興奮気味の報道陣に対して、殊勲の岡本は「1、2打席目(の好機)に打てなかったのが反省かなと思っています」と冷静に応じた。

 6回に失策も絡んで2点リードから追いつかれ、チームに不穏な気配が漂った直後の7回先頭。3打席凡退の岡本は「食らいついて塁に出ようと思った。うまく引っかかってくれた」。打った瞬間に柵越えと分かる、値千金の勝ち越し弾が突き刺さった。

関連ニュース