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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】ニューカッスル・FW武藤嘉紀、マンU戦で決めた鋭い反転からの一撃

 ニューカッスルのFW武藤嘉紀(26)が、イングランド・プレミアリーグ第8節(6日)のマンチェスター・ユナイテッド戦で見事なゴールを決めました。

 今月のキリンチャレンジ杯(12日パナマ戦=新潟、16日ウルグアイ戦=埼玉)には招集されていませんが、日本代表にとって待望久しいストライカーです。

 1-0とリードして迎えた前半10分、右サイドからのクロスをペナルティーエリア内で胸トラップし、右に鋭く反転すると左足を一閃。チーム2点目をもぎ取りました。

 日本人選手のアジリティ(俊敏性)はプレミアリーグでも高く評価されている所ですが、プレッシングをかけようと迫ってくる相手DF陣に時間を与えず、とっさに利き足でない左足を振り抜いたのは、さすが。

 2012年に香川(現ドルトムント)がマンチェスターUに入団できたのも、欧州の選手にないアジリティがあったから。体力を前面に押し出したパワー全開のFWが多いプレミアリーグにあって、これぞ日本人が生き残るすべ。試合は残り20分間で3失点し逆転負けを喫しましたが、武藤は敵、味方、サポーターに自分の存在を強く印象付けたことでしょう。

 ドイツ・ブンデスリーガのマインツから今夏最高といわれる移籍金14億円で加入しましたが、過去7戦は全てベンチスタート。ようやくめぐってきたチャンスをすかさずモノにした1発は、今後の出場機会を得る上で貴重です。もちろん、11月のキリンチャレンジ杯でサムライブルーを身にまとう姿をぜひ見てみたくなりました。(元J1横浜監督・水沼貴史)

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