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【西本忠成 トラとら虎】若手の台頭未完成 新監督にのしかかる“金本負の遺産” (1/2ページ)

 阪神は金本知憲監督(50)の電撃退任に伴う新監督の選定を急いでいるが、現段階では矢野耀大2軍監督(49)の昇格が最有力となっている。

 いずれせよ、チーム再建を託される次期監督は大変だ。阪神には過去に最下位に転落したチームを引き継いだ監督が5人いるが、いずれも1年目はBクラス。1975年ブレイザー4位、88年村山実6位、96年藤田平6位、99年野村克也6位、2002年星野仙一4位。これを見ても監督の首をすげ替えるだけでは、すぐには結果が出ないことがよく分かる。

 新監督はチームの順位を上げることもさることながら、金本監督が失敗したチームの「若返り」の重荷も背負う。日米野球(11月9-15日)の出場メンバー28選手に、日本代表の稲葉篤紀監督(46)は阪神からは1人も選ばなかった。

 「それだけ投打にわたって魅力のある若手がいないということ。順調なら投の藤浪、打の高山あたりは代表メンバーに入るべきところを、後退させた金本阪神の責任は重い。新監督は改めて若手を横一線に並べ、ポジションの配置からやり直した方がいい」と球団OBは指摘する。

 新監督にすれば投打の軸のメッセンジャー、福留に陰りが見え始めたのが頭痛の種。メッセは後半8試合未勝利でシーズンを終え、福留はますます休養日を必要とする年代に入る。若手が台頭しなければ、再び暗黒時代の危機を迎える。

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