記事詳細

【江尻良文の快説・怪説】セCSファイナルステージは“FA丸”めぐる「前哨戦」に (1/2ページ)

 第1戦は“横綱野球”、第2戦は売り物の“逆転のカープ”。広島は2連勝にアドバンテージ1勝を含め、3位・巨人とのCSファイナルステージ突破に王手をかけた。丸佳浩外野手(29)は陰の立役者に回っている。

 18日の第2戦は、初回2死無走者から右前打で出塁したが、得点につながらず。主役の座は、1点を追う8回に起死回生の代打同点適時二塁打を放った新井、決勝3ランの菊池に譲った。

 10月に入ってからのレギュラーシーズン最終盤は、5試合で13打数1安打(1本塁打)、打率・077の大不振。心配されて突入したCSだったが、第1戦では7回にダメ押しソロを右翼席にほうり込んだ。「久しぶりにいいスイング。風にも乗ってくれた」という納得の一撃だった。

 この広島VS巨人のファイナルステージは、日本シリーズ終了後に起こる、丸をめぐる攻防戦の前哨戦ともいえる。両軍ともに、不振から脱出した丸に胸をなで下ろしていることだろうが、3位から下克上の日本シリーズ出場を目指す巨人は、丸の復活で土壇場に追い詰められた格好で複雑な心境かもしれない。

 打撃復調、CSで昨季の雪辱を果たし、さらに34年ぶりの日本一奪回を果たせば、FA市場で自身の株も高騰必至。昨季はセ・リーグMVPに輝き、推定年俸は1億4000万円から2億1000万円にアップ。今季も2年連続MVP受賞が有力視されている。

関連ニュース