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【江尻良文の快説・怪説】巨人・原新監督の肩書は「GM兼任監督」にせよ “全権監督”では責任あいまいに

 巨人・原辰徳新監督の就任会見が23日に東京・大手町の読売新聞社で行われた。来季は5年ぶりのV奪回が至上命令。救世主として担ぎ出された原監督とすれば、来季優勝しかないが、それなら人事面も思うようにやらせてもらうという思いだろう。

 この日の記者会見で山口オーナーは「チームのことはすべて監督に任せる」と断言。「編成のことも監督に一任する。最終責任はフロントにある」と付け加えた。

 「チームは過渡期。フロントにも問題がある。過渡期に引き受けてくれて感謝している」という山口オーナーの感謝の意なのかもしれないが、“全権監督”などというあいまいな存在では責任の所在をあいまいにするだけだ。

 ソフトバンクがダイエーから球団買収した際、孫オーナーは真っ先に王監督をGM兼任監督に任命した。山口オーナーが「フロントにも問題がある」と言うのだから、原監督をGM兼任監督にすればいい。コーチ人事だけでなく、ドラフト会議での指名選手、FAやトレードなどの戦力補強に関しても正式な職務だから、文句を言われる筋合いはなくなる。

 成功すれば、原GM兼任監督の手腕。もちろん結果が悪ければ、バッシングも受けるが、責任が明確になる。この日の就任会見で山口オーナーは原監督と3年契約を結んだことも明らかにした。「石の上にも三年」という諺があるが、3年間あれば、第3次原政権の評価は明確になる。

 すべてをクリアにするためにも“全権監督”というあいまいな存在にさせず、原GM兼任監督がベストだろう。今からでも遅くはない。(江尻良文)

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