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東洋大“ドラ1候補トリオ”の恩師に脚光 一昨年まで西武のスコアラー

 東洋大の上茶谷(かみちゃたに)大河、甲斐野央(ひろし)、梅津晃大の3投手はいずれも、ドラフト1位指名される可能性があるが、その“恩師”もクローズアップされている。

 西武は強力打線を武器に10年ぶりにパ・リーグを制したが、チーム防御率はリーグ最下位の4・24。クライマックスシリーズでは5戦44失点と投壊し、日本シリーズ進出を逃した。

 来季は投手陣の立て直しが急務だが、土肥義弘投手コーチ(42)は退任の見込み。投手コーチは再編されることになるが、チーム内からは「ドラフト上位の投手は出てくるが、下位指名はまったく出てこない。玉井さんを呼んで、若手をじっくり育ててもらった方がいいんじゃないか」との声が挙がっている。

 玉井さんといわれても、よほどの西武ファンでないと誰のことかわからないだろうが、一昨年までスコアラーを務めていた玉井信博氏(69)のことだ。

 1971年にドラフト7位で巨人入りし、V10を逃した74年に6勝。75年オフに加藤初、伊原春樹とのトレードで太平洋(現西武)に移籍。現役引退後の81年から打撃投手やスコアラーを務めていたが、一昨年退団し、母校・東洋大のコーチに就任した。

 すると東洋大は、東都大学リーグで2017年春から3連覇。今秋こそ優勝を逃したが、故障もあって3年間未勝利だった上茶谷らが、ドラフトの目玉に急成長した。

 東洋大に出入りしている西武OBは「すごく熱心に指導している」と評価。高卒のドラフト下位指名投手が伸びてこない西武にとって、うってつけの人材といえる。

 玉井氏は「何もしていませんよ。やるのは選手ですよ」と謙遜するが、一考の余地があるのではないだろうか。(塚沢健太郎)

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