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錦織、自力ファイナル進出へ 次戦は強烈サーブが武器のアンダーソン

 男子テニスのマスターズ・パリ大会で初戦のシングルス2回戦を勝った世界ランキング11位で第10シードの錦織圭(28)=日清食品=は1日夜(日本時間2日早朝)に行われる3回戦で、世界6位で第7シードのケビン・アンダーソン(32)=南アフリカ=と対戦することが決まった。

 錦織は年間成績上位8人によるATPツアー・ファイナル(11~18日・ロンドン)出場権争いで9番手につける。ポイントを稼ぎたいが、10月28日に終了したエルステバンク・オープン(ウィーン)決勝で敗れた因縁の相手が立ちはだかる。アンダーソンは身長203センチでサーブが強烈な難敵だ。

 ファイナル出場争いの行方は混とんとしている。10番手のジョン・イスナー(米国)も2回戦を突破し、小差の戦いは続く。31日に世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)が腹部のけがのために今大会を棄権。ファイナル出場については明言していない。

 10月前半に右膝を骨折したフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)と2人が欠場になれば、10番手まで繰り下がる。昨年8月の右手首故障からの復活を果たし、2年ぶりのファイナル進出の可能性が高まっている錦織だが、「チャレンジャーの気持ち。自分がすべきことに集中する」と自力での8番手入りを目指している。

 気力も充実している。今大会の初戦だった2回戦(31日)では、やや苦しみながらも世界46位のサウスポー、アドリアン・マナリノ(フランス)を7-5、6-4で下した。

 第1セットは、相手サーブの第11ゲームで前に出てブレークに成功。第2セットも1度のブレーク機会を確実に奪った。

 「初めての相手でサーブが読めずに苦労した。少ないチャンスをものにしただけの試合だった。(今季)最後の大会になる可能性もあるので、全部出し切って終わりたい」と引き締まった表情だった。