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【江尻良文の快説・怪説】波乱の日本シリーズがFA戦線に影響…もつれると解禁が先送り

 どちらに転ぶか全く予測不可能な今年の日本シリーズ。評論家たちの間では「第8戦まではあるのでは…」と声があがっている。

 シリーズ史上、第8戦までもつれ込んだのは、森西武が4勝3敗1分で阿南広島を下した1986年の1度だけ。32年ぶりの第8戦決着が現実味を帯びている。

 もしそうなると、FA戦線にも余波が及ぶ。日本シリーズに出場している広島・丸と、リーグ優勝しながらクライマックスシリーズ(CS)でソフトバンクに敗れた西武・浅村の2人が目玉だが、シリーズ終了が延びれば延びるほど、FA解禁は先送りになる。

 「日本シリーズ終了翌日から土日祭日を除いた1週間までに、在籍球団を通じてFAの権利行使の意思を日本野球機構(NPB)に伝えることができる」と野球協約に明記されているからだ。

 西武は浅村に対し、他球団が手を出せないこの時期に、2013年オフに中村と結んだ「4年総額20億円」の球団史上最高額と同じ条件を提示し、引き留めにかかっているという。

 一方、丸は日本シリーズに入ってから第4戦終了時点で16打数2安打、打率・125の不振。まさかFAに対する意識過剰が原因ではないだろうが、巨人などは他人事ではいられないだろう。

 広島OBによると、丸の現状はまさに“ビミョー”。「球団関係者、選手に話を聞くと『時々、気になる微妙な言葉を口にするので、移籍する気なのかと思ってしまう』というんだよ」。

 日本シリーズと同時進行の形で、FA市場の目玉コンビの行方からも目を離せない。(江尻良文)

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