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【江尻良文の快説・怪説】女子アナ見当たらず男、男、男…の日本シリーズ 各局の“華”はなぜ消えた?

 第5戦までに延長戦が2度。史上まれにみる激戦となっている日本シリーズだが、試合前のグラウンドから“華”が消えてしまったのはなぜか。

 プロ野球最大のイベントである日本シリーズともなれば例年、テレビ各局が誇る人気女性アナウンサー、キャスターが押し寄せるものだが、今回は話題豊富と思いきや、試合前のグラウンドに姿が見えない。

 あるテレビ局関係者がこう謎解きをする。「来季続投といわれていた巨人と阪神の監督がまさかの辞任。さらに中日も含め、セ・リーグの老舗3球団の監督が一気に代わってしまった。新監督が秋季キャンプでどんな指揮を執るのか、興味深い。マスコミも野球ファンも“新しいもの好き”ですから、そちらに女性アナウンサー、キャスターが回されているのでしょう」

 地元密着型で熱狂的な人気を集めるソフトバンクと広島。スタンドは満員で大いに盛り上がっているし、広島などはカープ女子の登場で、シーズン中から関東の各球場でも集客に貢献し主催球団から感謝されている。それでも巨人、阪神という観客動員12球団ナンバーワンの座を争うチームの監督交代人事の方が、関心度が高いとテレビ各局は判断しているのだ。

 実際、日本シリーズのテレビ中継の視聴率(ビデオリサーチ調べ)にも、はっきりとした傾向が現れている。

 広島地区では第1戦の平均視聴率が49・8%、瞬間最高58%などと驚異的な数字をはじき出しているが、関東地区では第1戦が平均12・8%、第2戦が一ケタの9・8%、第3戦も10・1%止まりと低迷している。

 前出のテレビ局関係者は「広島と博多は近い(新幹線で1時間)し、“西日本シリーズ”になっている。東京の局内では『何かオープン戦みたい』という声もあがっているほどです」と苦笑。これでは日本シリーズの舞台から“華”が消えたのも無理はないか。(江尻良文)

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