記事詳細

“人的の星”広島・赤松が契約更改 MAX減でも感謝の思い「お金ではない」

 胃がんからの復活に奮闘中の広島の赤松真人外野手(36)が12日、広島県内の球団施設で契約交渉に臨み、野球協約の減額制限(1億円以下は25%)いっぱいの675万円減の来季年俸2025万円で更改した。

 「戦力と見ていると言ってもらって、ありがたかった。お金ではない」と感謝の思いを口にした。

 2016年12月に胃がんを患っていることを明らかにし、昨年1月に摘出手術を受けた。その後抗がん剤治療、リハビリをへて、今年は春季キャンプに2年ぶりに参加。今季2軍で55試合に出場し、打率・237、1本塁打、5打点、5盗塁の成績を残した。

 「1軍で活躍しないと本当の喜びは来ない。少しでも貢献してリーグ4連覇の力になりたい」と決意を新たにする。

 来季はプロ15年目。2007年オフに新井貴浩のFA移籍に伴う人的補償で、阪神から広島に移籍後12年目となる。

 プライベートで親しい元巨人、中日捕手の小田幸平氏(41)は「最近、赤松と話していると『恩返ししたい』という言葉が繰り返し出てきます。球団、ファン、家族など、いろいろな人に対する恩返しなのだと思います」と明かし、「僕は人的補償で巨人から中日に移籍後9年間現役を続けました。これは当時史上最長記録でひそかに誇りにしていましたが、赤松には抜かれた。彼は“人的の星”です。後進のためにも1年でも長く続けてほしい」とエールを送る。波瀾万丈の野球人生はまだまだ続く。

関連ニュース