記事詳細

惨敗…錦織に何が起こったのか「自分の感覚をつかめず終わった」

 ■男子テニス今季最終戦「日東電工ATPファイナル」第3日(13日、ロンドン)

 シングルス1次リーグB組第2戦で、錦織圭(28)=日清食品=はケビン・アンダーソン(32)=南アフリカ=に0-6、1-6で敗れた。2008年10月ストックホルム・オープン準決勝と並ぶわずか獲得ゲーム1という自己ワーストの内容。1勝1敗となり、第3戦(15日)でドミニク・ティエム(25)=オーストリア=と対戦する。

 第1戦でフェデラーに勝った勢いは、苦手のアンダーソンの強烈サーブの前に霧散した。身長203センチから打ち下ろされる220キロのサーブを全く返せなかった。ショットでもミスを連発し、第1セットを完封されると、第2セットも0-5から1ゲームを返すのがやっと。

 「自分の感覚をつかめずに終わった。彼のボールの質のせいで常に焦らされた」とうつむいた。第1サーブの確率も44%にとどまった。

 同日、フェデラーがティエムに6-2、6-3で勝ったため、B組はアンダーソンが2勝、錦織とフェデラーが1勝1敗、ティエムが2敗となった。錦織は次戦のティエム戦に準決勝進出(上位2人)をかける。

 ティエムは勝てない相手ではない。今大会で調子が出ておらず、過去戦績は錦織の3勝1敗。粘りのある相手だが、決定的なショットやサーブがあるわけではない。

 「感覚がもう少し戻ってくれば、勝てるチャンスはある相手」と錦織。アンダーソン戦の完敗を切り替えて臨むことができるかどうかが鍵になる。また、フェデラーが第3戦でアンダーソンに敗れると、錦織の準決勝進出のチャンスは広がる。