記事詳細

【福島良一 メジャーの旅】大谷、価値ある「マイナー契約からの新人王」 (1/2ページ)

 ア・リーグ新人王投票で、エンゼルス・大谷翔平投手(24)の圧勝には驚いた。なぜなら、大谷とともに最終候補に残った2選手がいずれも人気のあるヤンキースの選手。過去の例では、全米野球記者協会による投票で有利に働きやすかったからだ。

 最大の決め手は投打の二刀流に他ならない。あのベーブ・ルース以来100年ぶりの本格的二刀流という歴史的快挙が人々に衝撃を与え、投打とも数字以上に高く評価された。さらに特筆すべきは、大谷が新人選手として認められたことだ。

 日本選手では17年ぶり4人目の快挙だが、2003年にヤンキース・松井秀喜外野手が活躍したときから、日本プロ野球で実績を残した選手は新人と位置付けられなくなった。いきなり大型契約で大金を手にするのも要因のひとつといえる。

 07年のレッドソックス・松坂大輔投手は6年5200万ドル、12年のレンジャーズ・ダルビッシュ有投手は6年6000万ドルで契約。特にダルビッシュのときは「新人王資格なし」と誤った報道もされたぐらいだ。

 14年にヤンキースに入団した田中将大投手に至っては7年1億5500万ドル(当時約160億円)の超大型契約。そのときも田中に新人王資格はあるのか、再び論争が湧き起こった。確かに年俸20億円以上もらう新人選手など聞いた覚えがない。

関連ニュース