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「格好いい言葉は必要ない」楽天・石井GM、浅村に“直球勝負”の入団交渉

 楽天は18日、西武から国内FA宣言した浅村栄斗内野手(28)と都内で入団交渉を行ったが、注目されるのは新たに就任した石井一久GM(45)の交渉術だ。

 楽天は背番号3と、4年総額20億円程度とみられる大型契約を提示。石井GM自身も現役時代にはヤクルトからポスティングシステムでドジャースに移籍し、その後ヤクルトから西武にもFA移籍しているが、「交渉される側」から「交渉する立場」にかわった。

 初のFA交渉は「格好いい言葉、殺し文句は必要ではないんじゃないかなと思いました。そんなことよりも、自分が移籍したときの経験談、心境を話した」と一久流で直球勝負。

 実際に浅村から、移籍当時のことを質問されたそうで「最初は人間関係を一からつくっていかないといけない大変さはあるけど、今思えばそれが自分の器を大きくしてくれたと感じた。偽りを言ってもしようがない」と経験談で口説いた。

 「僕が調子いいことを言っても、彼は向上心の強い選手なので、本当に自分が成長できる場所を選ぶんじゃないかと思った。“こういうことで成長できるよ”という話をしました」という。

 石井GMと浅村は西武で5年間チームメート。浅村は口数の多いタイプではないが、会見開始予定が約30分遅れたことからも、高級料理を食べながらの約2時間の交渉は盛り上がったことがうかがえる。ソフトバンク、オリックスとも交渉中だが、両チームにはここまで親しい間柄の人物はいないため、移籍の場合は楽天が有利な情勢となっている。(塚沢健太郎)

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