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【江尻良文の快説・怪説】念には念を…FA浅村獲得に鷹の不気味な“隠密交渉”

 今年のFA戦線で、資金力ナンバーワンのソフトバンクが不気味な隠密交渉を展開している。

 西武からFA宣言した浅村栄斗内野手が19日、獲得に名乗りを上げていたオリックスに断りを入れたことが判明。4年総額16億円前後の大型契約を用意していたオリックスだが、直接交渉すらできず“門前払い”された格好だ。

 ソフトバンクはこの浅村へ、16日に4年総額25億円の条件提示を行ったもよう。さらにオリックスからFAの西勇輝投手にも、17日に電撃交渉し4年総額15億円を提示している(いずれも金額は推定)。

 早々とダブル獲得を宣言していたが、これまでのソフトバンク流と違うのは隠密交渉である。

 いまや金銭的な条件は、巨人も足下に及ばない、12球団一と自他共に認める。これまでは堂々と正面突破で交渉してきたが、今回に限っては隠密交渉に徹している。

 今季2位からの下克上日本一を達成したとはいえ、リーグ連覇を逃したことに工藤監督、フロント首脳は納得していない。念には念を入れての隠密交渉は、来季のV奪回にかける意気込みの表れといえるだろう。

 浅村には18日に交渉した楽天も4年25億円を提示したいわれ、石井新GMが好感触をアピールしているが、ソフトバンクの隠密速攻作戦の方が効果的に映る。果たして結果はいかに。(江尻良文)

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