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なぜ? 浅村がSBではなく金額で下回る楽天を選んだ理由

 なぜ楽天なのか? 西武からFA宣言していた浅村栄斗内野手(28)が20日、楽天に入団の意向を伝えたことが明らかになった。

 楽天とは18日に初交渉し、背番号「3」と4年総額20億円程度を提示されたが、先に交渉し4年25億円以上を提示したとみられるソフトバンクより大幅に低かったという。

 楽天との交渉では、西武で5年間同僚だった石井一久GM(45)と顔を合わせたが、キーマンは昨年まで同僚で今年から楽天に復帰した渡辺直人内野手(38)だ。

 かつて浅村は「いつも的確に指示をくれるし、直人さんについていったら間違いないと思うぐらい、兄貴的な存在」と語ったことがある。「ちょっと僕に厳しい」とプレーや練習態度について苦言を呈されることも多かったようだが、渡辺が「どう考えてもチームを背負って立つ選手だから頑張ってほしい」とあえて愛のムチを振るったことが、信頼関係構築につながった。

 さらに、今オフDeNAから楽天入りした光山英和バッテリー兼守備作戦コーチ(53)の存在も大きい。

 マイペースの浅村は大阪桐蔭高の先輩ばかりか、侍ジャパンの首脳陣がグラウンドに姿をみせても、あまり親しく接することがないが、今年の交流戦でDeNAと対戦した際には、真っ先に光山コーチのもとに足を運び、談笑する珍しい光景が見られた。

 光山コーチは西武に3年間在籍し、作戦コーチとして浅村を指導していた。同じ大阪出身でウマが合うようだ。

 西武関係者からは「浅村はのんびりやりたいタイプ。巨人、阪神のような注目度の高いところに行くような性格ではない」と指摘されていた。

 環境は変えたいが、あまり注目もされることなくノビノビでき、信頼できる同僚やコーチがいるという点で、楽天がピッタリだったといえる。

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