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【江尻良文の快説・怪説】「正力賞」工藤監督が3回目の受賞 「新人王」大谷でも特別賞はまだ早い?

 第42回正力松太郎賞選考委員会(王貞治座長=ソフトバンク球団会長)が20日に都内のホテルで行われ下馬評通り、ソフトバンク・工藤公康監督(55)が選出された。

 約20分間で終了のスピード選考。西武選手時代の1987年、ソフトバンク監督として2015年に続く通算3回目の受賞となった。来年は3年連続日本一になり、正力賞史上通算最多の王球団会長の4回目に挑むことになる。

 工藤監督の他にセ・リーグ3連覇の広島・緒方孝市監督、史上初の通算3度目のトリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)達成のヤクルト・山田哲人も候補として名前が挙がったが、リーグ2位から2年連続日本一を達成した工藤監督には及ばなかった。

 もう一つ注目されたのは、04年にマリナーズ・イチロー、13年に楽天・田中将大が受賞した「正力賞特別賞」だが、ア・リーグ新人王の二刀流、エンゼルス・大谷翔平は選出されなかった。

 王座長は「特別賞は毎年設けているものではない」と話題にもならなかったと明かした。

 04年のイチローはメジャー新記録の年間259安打達成。13年の田中は前人未到のシーズン24連勝無敗をマークしたが、正力賞には楽天を球界参入後初の日本一に導いた星野仙一監督が選出された経緯がある。大谷がメジャーの新人王になったくらいでは、特別賞に該当しないというワケだ。(江尻良文)

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