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【元巨人 クロマティが斬る】日米野球を続ける意味は何なのか? “休暇気分”で真剣なMLB選手は1人もいなく… (1/2ページ)

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 11月に行われた日米野球では、侍ジャパンがMLB(米大リーグ)オールスターチームを5勝1敗と圧倒した。私の感想を話してみたい。

 日本はよかった。基本に忠実な野球をし、試合に対する情熱が読み取れた。一方、アメリカチームはバケーション気分。試合になってもその気分が抜けなかった。「game face」(真剣な顔つき)をした選手は1人もいなかった。しかも、アメリカはベストの選手が集まったわけではなかった。

 ブライス・ハーパー、マックス・シャーザー(以上ナショナルズ)、JDマルティネス、クリス・セール、デビッド・プライス(以上レッドソックス)ら超一流は来なかった。ナ・リーグMVPのクリスチャン・イエリッチ(ブルワーズ)、48本塁打のクリス・デービス(アスレチックス)もいなかった。

 日本も巨人のエースで2年連続沢村賞の菅野智之、菊池雄星(西武)、筒香嘉智(DeNA)、青木宣親(ヤクルト)の名前がなかったが、総じてオールスター級を並べたといえる。

 だが、MLBでオールスター級はフアン・ソト(ナショナルズ)、ロナルド・アクーニャ(ブレーブス)くらい。ヤディア・モリーナ捕手(カージナルス)もいたか…。

 それでもよくよく観察していくと、日米の野球には大きな違いがあった。アメリカの方がテンポが速かった。ここ数年、メジャーの野球は進行の遅さを指摘されてきたが、試合のテンポ、リズム、タイミングはすべてMLBが上だった。

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