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【松本秀夫 プロ野球実況中継】ロッテ・堀幸一コーチの少年野球大会で思わず涙 考えさせられた「勝利と育成」

 先週末、球界無二の釣友の千葉ロッテマリーンズ・堀幸一2軍打撃コーチ(49)が故郷の長崎で毎年行っている少年野球大会の司会をしてきました。

 県内各地から集まった小学生の16チームによるトーナメントは今年で11回目。「彼らの一生懸命な姿をみることで自分もまた頑張ろうと思える。震災や台風などの自然災害で今もまだ日常を取り戻せず、野球をしたくてもできない子供たちがたくさんいます。選手の皆さんには野球ができる喜び、ご家族はじめ、周りの方への感謝の気持ちを忘れずにプレーしてもらえれば」と堀大会会長。

 見ていて感じたのは一塁手の守備力の重要性。サードやショートからの送球はワンバウンドが非常に多いので、きっちり捕球できるかどうかが勝負の分かれ目です。

 切なかったのは、準決勝での逆転サヨナラシーン。1点リードで迎えた最終回裏の守り、5年生ピッチャー君がなんとボークで同点に追いつかれました。さらに1死走者三塁で相手打者がスクイズ。ピッチャー君はなんと捕ったボールを1塁に送球してサヨナラ負け。ボークを取られて頭が真っ白になっていたのか…。試合終了後、人目もはばからず号泣している彼をみて、私ももらい泣き。野球をみて泣いたのはいつ以来かなぁ。

 野球少年たちの純粋で必死な姿に心を洗われた2日間。ただあまりに送りバントが多いこと、ゴロを打つことをよしとする攻撃スタイルなど、考えさせられる点があったのも事実。少なくとも小学生時代は思いきりかっ飛ばす野球の楽しさの原点を満喫させてやりたい気もするのですが。

 「勝つことと育成」は、こんな舞台でも相反するテーマなんでしょうか。(フリーアナウンサー・松本秀夫)

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