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【江尻良文の快説・怪説】“有言実行”前DeNA・GM高田繁、アマ資格回復研修会に出席 (1/2ページ)

 プロ野球経験者が学生野球指導者になる資格を得るための研修会が14日に都内で開かれ、多士済々136人が出席した。

 中でも、現役時代は巨人でV9に貢献し、日本ハム、ヤクルトで監督。その後、日本ハム、DeNAでゼネラルマネジャー(GM)を務めた高田繁氏(73)はひときわ異彩を放っていた。

 「もうプロ野球界は卒業です」。今季限りでDeNAのGMを退任した際にこう明言していたが、アマ球界に携わることを視野に入れていたわけで有言実行だ。

 そもそも超スパルタ指導で知られた元明大監督、故・島岡吉郎氏に例外的に「一度も殴られなかった男」として伝説になっている高田氏。一方で、後輩の“燃える男”星野仙一氏も、高田氏の前では直立不動、借りてきた猫のようだった。

 V9巨人時代には、敗戦後のロッカーがお通夜のような状態になったとき、「勝ち負けは監督の責任だ。選手がシュンとする必要はない」と言い放ち、名将・川上監督を渋面にさせたというのは、先輩のV9巨人担当記者の目撃談だ。

 当時、川上監督の参謀役を務めていた牧野茂氏も「長嶋と高田だけは、オレも川上さんも一度も教えたことがない。天才だ」と証言していた。

 現役引退後に日本ハム監督、巨人コーチ、2軍監督を歴任。夕刊フジの評論家をしていた須藤豊氏が巨人コーチに招へいされた際、高田氏に後釜をお願いした。

 電話でのオファーだったが、「新聞の仕事をするのもいい勉強だからね」と、条件も聞かず二つ返事で引き受けてくれた。その後、日本ハムGMに転出。ヒルマン監督とのコンビで日本一、リーグ連覇を果たし、ヤクルト監督をへて、DeNAのGMに招かれた。情報発信力を買って巨人時代の後輩・中畑清氏を監督に据え、現在のDeNA人気の基礎を築いたのは大きな功績だろう。

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