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紀平梨花、まさかの転倒 5位と出遅れるも…逆転V再び魅せるか

 「なんでこんな硬さにしちゃったのかな、っていうくらい硬くて…」

 グランプリ(GP)ファイナルで初出場優勝を果たし俄然注目を集めている紀平梨花(16)が、思わずボヤいた。

 緊張で硬くなったわけではない。全日本フィギュア選手権初日(21日=大阪府門真市・東和薬品ラクタブドーム)の女子ショートプログラム(SP)で、紀平は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒。5位と出遅れた。

 新しいスケート靴が合わず、9月から昨季使っていたものに戻したが、消耗で柔らかくなり足首を支えづらい状態。前日の公式練習から不安を漏らしていたが、この日は右足にテープをきつく巻きすぎ「硬すぎた」というわけ。不安を抱えたまま跳んだジャンプを失敗したのも必然だった。

 23日のフリーでは、トリプルアクセル2本を組み込む予定だが、大会5連覇を目指し首位に立った宮原知子(20)とは8・01点差。

 紀平は11月のNHK杯でもSPでトリプルアクセルを転倒し、同じく5位スタート。そこからフリーでトリプルアクセルを2度成功させ、首位との6・58点差を逆転。日本勢初のGPシリーズ初出場優勝を達成したのだが、点差では今回の方がハードルが高い。“逆転の紀平”を再現できるか。シンデレラガールに試練が訪れた。