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【藪恵壹 藪から棒球】巨人「130点」補強成功も…危険と隣り合わせ “生え抜き”にも奮起期待 (1/2ページ)

 4年連続V逸の巨人が、久しぶりになりふり構わぬ“金満補強”に打って出ています。思い起こせば、私が阪神に在籍していた1990年代、長嶋政権時代の巨人は広沢(ヤクルト)、落合(中日)、清原(西武)、江藤(広島)と各球団の長距離砲を次々と獲得しましたが、半面機動力に乏しく優勝を逃した年もありました。

 しかし3度目の就任で、実質全権を握っている原監督は、1年目からの優勝を「本気」で狙っていることがひしひしと伝わってきます。これまで助っ人外国人を含め総勢8人の補強に成功、でき映えは満点以上、130点をつけられます。

 そのうち120点は走攻守そろう広島の主砲・丸をFAで獲得できたこと。同一リーグの3番打者が加入することは、普通のFA加入より戦力的に10倍以上の効果が見込めます。今季7勝17敗1分けと完全に劣勢だった苦手意識は消え、むしろ逆転現象が起こるとみます。岩隈(前マリナーズ)、中島(前オリックス)は、原監督が率いた2009年のWBC日本代表メンバー。レギュラーとしての大きな活躍は期待薄ですが、先発ローテの谷間や途中出場要員としては申し分ない実績、経験の持ち主です。西武からFAでやってきた炭谷も含め、層の厚さを感じます。

 移籍組だけではありません。先発陣では、1軍未登板で来季3年目を迎える左腕・大江竜聖投手(19)が要注目。私がテレビ解説を務めた今秋の『アジア・ウインターリーグ・ベースボール』(台湾)に登板し、直球主体の押す投球で一気に才能が開花。他球団にとって手ごわい敵になりそうです。

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