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【元巨人 クロマティが斬る】イチローとピート・ローズ、どちらが偉大か問われたら… (1/2ページ)

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 イチロー(45)とピート・ローズ(77)を比較してもらえませんか、といわれることがよくある。

 ともに偉大な選手だ。ローズはギャンブルに手を染めて米野球殿堂入りを逃したが、その実績は殿堂にふさわしい。イチローは現役引退後5年を経過し資格を得れば、最初の投票で殿堂入りを果たすだろう。

 通算安打数は、ローズがメジャー24年で4256本。イチローは18年で3089本だ。オリックス時代の9年間で積み重ねた1278安打をプラスすると、4367本になる。

 個人的には、イチローの日本時代の安打数はカウントすべきではないと考える。ローズの記録はメジャーの記録だ。メジャーの記録はあくまでメジャーの記録であるべきで、日本のプロ野球は別のカテゴリーに入る。それが3Aであれ、限りなくメジャーに近い“4A”というべきレベルに達していたとしてもだ。MLB(米大リーグ)が最もハイレベルなリーグであることに論争の余地はない。

 イチローが1994年に日本で頭角を現し年間210安打を放った直後に海を渡っていれば、メジャーだけで4000安打していたのではないかという意見も聞いた。だが、イチローが渡米直後からメジャーで出場できたという保証はどこにもない。それにはさまざまな要因が複雑に絡んでくる。監督がその選手を使いたいと思うかどうか。フロントの思惑もある。本当にメジャーにふさわしい打者であることを証明するために、1年のマイナー暮らしが必要になっていたかもしれない。あるいは2年か。それは誰にも分からない。

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