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【艇王・植木通彦 不死鳥伝説】雰囲気に飲まれ、自分を見失わないよう… 集中できる場所をレース場に作る (1/2ページ)

★グランプリへの道(1)

 今年のグランプリ男は峰竜太(佐賀)だった。SGグランプリは全レーサーの目標だ。不死鳥といえども、3度目の挑戦の1995年第10回グランプリでようやく栄冠に輝いた。その優勝戦こそ、史上最高のレースとしてファンの目に焼き付いている名勝負。3周のターンごとに1着が入れ替わる空前絶後の死闘だった。不死鳥のSG優勝にいたる航跡を追う。

 前回書いたモンキーターンを駆使して、ボートレース界最高峰のグランプリに挑戦しました。初めての出場は93年末の第8回グランプリです。戸田(埼玉)でSG初優勝した年で、若さも勢いもありましたから、何となくやれるのではとの思いで参加しました。

 トライアル初日、勝てると思ったレースで大きくターンが流れ、5着と出遅れて予選をスタートしてしまいました。今考えれば、完全にこのレースで焦ってしまいました。結果的に5着、2着、3着、5着という競走成績でした。

 トライアル予選は3日間あり、枠番はすべて抽選で決まり、1日1走となっていました。朝宿舎から移動してレース場に入り、午後遅くのレース終了までいるわけですから、落ち着ける場所が必要です。プロペラ修正室やレーサー控室などでも構いませんが、そこで作業をしながら、不安を和らげ、レースに集中できるようにします。

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