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ロッテ、球団史上初の黒字7億円 その使い道は…

 ロッテは井口監督を迎えた今季、順位はリーグ5位に終わったが、球団新記録の観客166万5133人を動員するなど営業面は絶好調。球団史上初の黒字が7億円規模にのぼったという。

 山室晋也球団社長(58)と松本尚樹球団本部長(48)が26日にZOZOマリンで総括会見を開いて明かしたもの。早速、来季へ向けて約2億円を投資し『チーム戦略部』を新設した。

 「井口監督の要望もあるし、選手からの関心や要望も強かった。これまではチームの営業面に軸足を置いてきたが、球団に体力がある程度付いてきた。来年からは攻め。強化に軸足を移したい」と山室社長。

 19人から成るチーム戦略部を新設し、これまで打撃投手と兼任だったチームスコアラーを、今季まで楽天でスコアラーグループマネジャーを務めていた行木茂満氏(44)が専任する。行木氏はスポーツのデータの解析・配信を行うデータスタジアム社出身。多種多様なデータを取捨選択し、選手や首脳陣が必要とする情報を提供する戦略面のプロだ。

 他に楽天から2人、オリックスからメジャーリーグの球団でスカウト経験を持つデータアナリストを引き抜いた。

 「これまで起用法や戦略、守備位置、ドラフト、海外選手のスカウティング、選手のコンディショニングなどで、プロ経験者の感覚や経験則に頼っていた部分が大きかったが、データに基づいた意見も出していく。最終決定者は現場の監督だが、積極的にコミュニケーションを取っていきたい」と松本本部長。

 チーム改革の第一歩を踏み出したが、肝心の戦力補強はというと、広島からFA宣言した丸佳浩外野手(29)の獲得に失敗。ここまではメジャー通算35本塁打のケニス・バルガス外野手(28)=前ツインズ、楽天を戦力外となった細川亨捕手(38)を獲得したくらい。チーム成績を上げるには、さらなる一手が必要だろう。(片岡将)

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